- 本当にあった話し
本当にあった話し
本当にあった話しです。
バーベキューにこんないい肉出してどーすんの!
代表の篠村が、食肉メーカーに勤める後輩から言われました。那須高原にある別荘に食肉業界に勤めている後輩達を集め、
BBQワキタのお肉を食べさせて驚かせてやろうと、意気揚々と持参した時の出来事です。
(集めた後輩達は、誰もが知っている国内大手の食肉メーカーで、そこそこの地位まで行ってるやり手ばかり。先輩風吹かせて、どんなもんだと自慢してやろう...という流れでした)
持参した和牛焼き肉用を一目見た後輩が開口一番
「ハァ?先輩、バーベキューにこんないい肉出してどーするんですか!」と、
ほかの後輩達も口々に、「バーベキューなんだから輸入の安い肉でいいんですよ」
「輸入の安い肉で原価率30%以下にして、そこそこいい値段もらって届けないと儲けは出ませんよ」
「先輩がバーベキュー始めたって聞いたんで、うちで卸してる問屋の担当に調べさせましたが、
バーベキュー業ってそういうものですよ」と・・・・
いい肉だと褒めてもらえるとばかり思っていた篠村はちょっと戸惑い気味・・・
「わかったわかった。そんで、味のほうはどうよ?」
「そら旨いですよ。旨いに決まってんじゃないですか。こんなに良い和牛なんだから!」
(満面の笑みの篠村)
「アレ?これ牛だけじゃなく、豚も鶏も全部国産じゃないですか」
「おーわかる?豚は千葉県産のもち豚で、鶏も千葉県産だよ」
「ン?この鶏もも〇〇〇〇〇〇で使ってるのと同じ鶏じゃない?」
「おう。そうらしいよ」
「らしいじゃないですよ。
悪いこと言わないからもっと仕入れの安い肉使った方がいいですって!」
~~なんだかんだ・・・
業界のセオリーを無視したやり方に、
散々たしなめられて帰って来た篠村でしたした。
もうちょっと下のランクでもいいかなぁ~
後輩たちに散々たしなめられた篠村代表は、企画室の遠藤に事の経緯を話します。前々から原価率が高く料金設定に苦心していた遠藤も、もう少し下のランクのお肉に即賛成。
早速、和喜多の社長も交えて企画会議がひらかれます。
業界トップの後輩達から諭された話を伝え、
もう少し安い下のランクの肉で行きたいと提案する篠村と遠藤
ところが・・・
何処もついて来れないレベル
「そらダメだよ」「ほかの店と同じことやってどーすんのよ?」
「い~かい、篠さん、遠ちゃん。よく考えてみて」
「BBQでは後発の我々が、先に始めて手広くやってるところに対抗するには、
ぶっちぎりで良い肉を出すしかないんじゃない?」
「まだまだバーベキューの需要は増えていくし、
もっとたくさんの会社が参入してくると思うよ」
「どこでも用意できるレベルの肉じゃ、どんなに良いシステム作っても、すぐにマネされて終わりだよ」
「ほかの業者がマネしたくても、絶対について来れないレベル。
美味しさの違いがハッキリとわかる良い肉だからBBQワキタが選ばれるんだよ」
「この肉をこの値段で出してたら何処もついてこれないから」
「大丈夫だから遠ちゃん。自信持ってお客さんに勧めなよ。
一度食べてもらえれば、お客さんは必ずついて来てくれるから」
「ど~してもレベルを下げた肉で行くんだったら、オレはこのチームから降りるよ」
一言も言い返せなかった篠村代表と遠藤でした。
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